コラムColumn
INTRODUCTION

仕事や家事、勉強などで忙しい日々を送るだけでなく、スマートフォンなどからの情報に囲まれた現代の生活では、気付かないうちにストレスが溜まっています。
このような状態が続くと、カラダは活動モードのままで、リラックスしたくてもなかなか休息モードに切り替わらなくなり、これが自律神経の乱れに繋がります。
だからこそ、現代人の毎日には、意識的に脳を休ませ、リセットする時間が必要なのです。
AUTONOMIC NERVOUS
私たちのカラダは、自律神経のバランスによって大きな影響を受けています。
体の活動時に働く「交感神経」と休息時に働く「副交感神経」が、
シーソーのようにお互いが優位性を譲り合いながらバランスを保っているのです。

本来この2つは、1日の中で自然に優位性が入れ替わるもの。
ところが、ストレスや緊張にさらされ続ける現代の生活では、交感神経ばかりが優位になり、
活動のスイッチが「オン」のままになりがちです。
この状態が続くことで、様々なカラダの不調を引き起こすおそれがあるのです。
SIGNS
自律神経が乱れているかも…
WHAT’S THE KEY?

オフへの切り替えが苦手な現代人に必要なのは、
毎日の中に、スイッチをオフにする「きっかけ」を持つこと。
そのきっかけとして、ファイテンが着目したのが「耳」と「光」です。
伊藤 和憲先生に聞きました!

解説
明治国際医療大学 大学院鍼灸学研究科 大学院研究科長・教授
一般社団法人 日本養生普及協会 会長
京丹波ウェルネスツーリズム推進協議会 会長
伊藤 和憲先生

耳介のくぼみや外耳道の一部には、迷走神経の耳介枝が分布しています。迷走神経は、心拍や呼吸、消化など休息時の働きを支える副交感神経系の主要な経路であり、耳はこの神経に体表から働きかけられる数少ない場所です。耳の神経の約7〜8割がリラックスに関わる神経なので、刺激しても逆に交感神経が高ぶる心配が少ないため、リラックスするには体の中で最適な場所と言われています。

赤色光や近赤外光を用いる光生体調節では、光が細胞内のミトコンドリアに作用し、ATP産生や細胞内シグナルを変化させる可能性が提唱されています。
つまり、物理的な刺激がなくても特定波長の光を当てることで神経が興奮することが知られています。
現代人はストレスが多く、緊張の連続であるため、身体のスイッチが「オン」になっていることが多く、さらには、オン(交感神経)からオフ(副交感神経)へ切り替えることが苦手な人が多いのです。
その結果、肩こりや頭痛、不眠やめまいなど、自律神経が関わるさまざまな症状を呈するとともに、それを放置していると、最終的には片頭痛・緊張型頭痛や月経関連疾患、さらにはうつ病やメニエール病などに発展していく可能性も指摘されています。
だからこそ、現代人には身体のスイッチをオフにする習慣が必要不可欠なのです。
LIGHT HABITS
忙しい一日を終えても、すぐには気持ちを切り替えられない。
そんなときは、「耳に光を当てる」というシンプルな行動をすることで、
気持ちを切り替える合図として活用するのがオススメです。
続けるために大切なのは、特別な準備がいらないこと。それが、耳から始める光習慣です。
FROM OFF TO ON
しっかり休めるからこそ、しっかりがんばれる。
オンとオフのメリハリこそが、がんばる現代人のコンディションを支えます。
